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次世代育成支援行動計画(私案)

次世代育成支援行動計画(三浦私案)
(2004.01作/約2,000字)

これは、「統計の分析」と一緒に配布した資料です

 

「子育て」は個人的な用件ではなく、「地域社会(行政や地域住民および各種団体など)が主体的かつ積極的に関わるべきもの」という『意識の啓発』とともに、以下の行動を行う
また、この行動計画は、「出来上がったから良かった」ではなく、単なるスタートラインを引き、ゴール(目標)を設定しただけであり、これで完結するものではないし、終わらせてはならない

各方面(政府も含めて)で協力し、実際に形にしなければ、ただの「絵に描いたモチ」である(「モチ」は正月などに、美味しく食べれば良い!?…三浦余談)

なお、「子育て」期間は、「いくつになっても『子どもは子ども』である」が、この場合、義務教育終了時(0~15才)までとし、その期間をいかにして、地域で支えていくかということである

<スローガン>
「子育て」が楽しい街づくり
地域ぐるみで「子育て」を支援できるシステムづくり

<行動内容>

1「地域力」のアップ
 1)「父親」の子育てへの当事者意識の啓蒙、およびその方法の伝授(!?)
 2)地域住民の「社会教育者」としての意識の高揚を図る
 3)地域における「子育て」に関わる体勢(制度化されたもの)の再確認とその整備
 4)「地域」における子育てのプロ(子育ての終わった家庭)の協力体勢の整備
 5)「地域」における社会教育(文化、スポーツや遊びなど)に関わる人的資産の協力体勢の整備
 6)「職場における子育て」の意識の高揚とその整備

2 情報の交通整理(システム)
 1)「子育て」家族の持つウォンツの収集と整理が出来るシステムの整備
 2)「子育て」家族への適切かつ必要な情報の提供ができる体勢の整備
 3)「学校教育」「社会教育」および「医療機関」の有機的関連(情報交換や補完関係)の整備
 4)「子育て」家族の間で情報交換ができる機会の造出

<最初の5年の目標>

1「地域力」のアップ
 1)定期的な勉強会などの開催(年6回程度)
 2)各種の団体における「啓蒙活動」の実施
 3)1年目:各種の制度および施設の洗い直し
   2年目:住民参加での制度の見直しおよび改善案の作成
   3~5年目:その実施
 4)1年目:協力者の名簿の作成
   2年目以降:地域での具体的協力体勢を整備
 5)1年目:社会教育関連の団体の協力の下、人的資源の整備(名簿作成など)
   2年目以降:その具体的な活用(各種の事業の実施)
 6)ちょっと難しいので「もう少し考える(三浦談)」

2情報の交通整理
 1)各種の制度を利用している「子育て家庭」へのアンケートの実施および相談窓口の設置など
 2)「町の広報」等の、より有効な利用および各施設などでの掲示板の有効利用
 3)「子育て」ということを『軸』に、各方面が「お互い助け合える」体勢作りを目指し、
   1年目:各方面での協議(「子育て」に関わる「話し合いが出来る」体勢づくり)
   2年目:上記の協議に基づく協議会の設置(年4回程度)、および各方面間の協力体勢づくり
   3年目以降:その実施
 4)前項1の1)とも関連するが、やはり「母親の孤立」による「ストレス」や「知っていれば、どうってことがないこと」がある
ゆえに、より多くの「情報交換の場」をつくる

以上、大まかな「案」を作ってみました
みなさんでご検討頂ければと思います

この中には、町の事業として今まで行われてきているもの、もう少しやり方を変えれば、充分な効果が得られるものもあると思います
それらの検証を行いながら、新しいものを追加していけば良いと思います

この委員会が設置されたときから、三浦が思っていたことですが、「厚生労働省が言ってきた」から、あるいは「美幌町が手を挙げた」から、この委員会を設置し「行動計画」を作ったという受動的なものであってはいけないと思うのです
「制度や決まりがあるから、やる」ではなく、実際そこに「問題がある」からやるわけです

『子育て問題』は、みんなが解決しなければならない問題であり、報告書という「モチを作れば良い」のではない
「行動計画」を作った時点がスタートラインであり、この委員会のメンバーが「軸」になり、実際に行動して行かなければならないと思うのです

現実問題として「予算」はないでしょう!

今までは、このような案件では「予算をどう使おうか?」が問題だった側面があったと思います
しかし「予算がないから、やらない」わけには行かないのです
そこは、それこそ「地域力」、つまり知恵と工夫、ボランティアの意識を持ち寄って「お金が無くても!」解決しなければならないことと考えます
また、この委員会のメンバーは「各団体の代表として」あるいは、町のために!と思って「自発的に」参加した方など、それぞれがそれぞれの理由で集まったわけです

しかし、仕事だからやる、言われたからやる、ではなく、また「面倒くさい(ある面、人生はそんなものだけれど…)」ではなく、当事者意識を持ち寄って、今後も継続してやって行きたいと思います
この委員会の寿命は3月末日です

しかし、その後も、発展的解散、または継続して行われることを、切に願うものであります
「美幌町(行政側)」も予算(金のこと)ばかり考えずに「町の人間に任せれば良い」のですよ(笑)!

それが「民間委託」というものでもあるのですから…


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