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出前講座に参加して1


7月9-10日に行われた「地学連携事業  美幌町民生委員児童委員協議会と北星学園大学による美幌出前公開講座」に参加して

まず最初に思うのが、「なんで!?いつも役所の行う行事は、その名称が長いんだろう」ということ。
例えば、誰かに、この行事を伝えようとしたとき、一度にその名称を全部言えるヒトは、何人いるのだろうか?
また、「パネルディスカッション」という名称の日程があったが、実際はディスカッションではなく、講演であった。
確かに、3名のパネラーは扱う分野も違うし、統一したテーマを討論するよりも、個々の方がそれぞれの分野について講義を行った方がモアベターであったことも事実。だから、それはそれでヨシ!である。
しかし、もしこの手の行事に初めて参加した方が「パネルディスカッション」はこういう形式のモノであると思ったならば、それはマズイような気がする。
素直に「講演または講義」で良かったと思う(ただ予算取りや、その他の理由もあるとは思うのだが…)

名称に関しては、主催者と参加者という間の関係で使うだけではなく、参加者間あるいは参加者と参加予備軍!?(参加する可能性のある人)とも、共有できるように、配慮すべきと思ったりする。
「名前を共有できない」のは、言葉が違うに等しいことだと思う。

次に、実際に参加した人数が全体で 120名を超えていた!こと。また2日間にわたった日程でも、2日目にも 100名を超える参加者が集まったこと。
主催者側としては、定員 150名でレイアウトしたプログラムであり、もの足りないかも知れない。
しかし、2日にわたる日程であるにも関わらず、この人数が集まれるのは、「美幌町も捨てたものではない!」と思った次第。

私の読みでは、組織票!?(委員などの役職を持っている方々)がなければ、この日程では50名ぐらいが集まるのが精一杯と思っていた。
UさんSさん、その他の皆さん失礼しました!!

ある面、この人数を集めることの出来る体力「地域力」が美幌にはあるんだと実感したところ。
ただし、それが「面」としての拡がりを持っているかと思うとそうではない…そんな感じがする。
この点は「感想文2」に、つづく…

プログラムとしての内容および日程に関しては、必要充分なモノだったと思う。
また、初めて「地方自治体と大学との連携プログラム」としての試みとしては、成功だったと思う。
今回は「民生委員・児童委員」が主な対象の内容であった。若干、個々に内容的に消化しきれない面もあった(マチのおばちゃんには、ちょっと高度な内容)とは思うが、参加者のモチベーションや問題意識から言えば、必要な情報であったと思われる。
だから今後も、年に1回程度であれば、継続して開催して欲しいプログラムである。

あとは、どのような目的を持ち、また誰を対象として開催していくのか?である。
もっと多くの方に参加して欲しいのであれば、日程の短縮の必要性もあるだろうし、募集の方法として、スポット参加(講演や講義の部分のみ参加など)で呼びかけることも、検討課題であろう。

ある面、欲張ってはいけないのだと思う。一度に多くのことを求めては、誰もついてきてはくれない。
分科会の話しの端々に「今の若い人は…」的な話しが出ていた。そして「少子化・高齢化」の話しがあった。子供が少なくなって困る…と。
しかし、その前に、我々が「次の世代に、何をバトンタッチしていくか?」を考えなければならないんだと思う。
「昔は良かった」「いまの若いヒトの考えが分からない」と言う前に、まず「今の社会を作ったのは、我々である」という自覚に立って、その状況の中で、どのようなことを『美幌町民』として共有し、何を次の世代に伝えていくのか。
その前に、どのように異世代間でコネクトしていのくか?
『共に生きるとは何か?』を共有できなければ、折角のこのプログラムも自己満足に終わってしまうような気がする。
『福祉』って、共有することから始まるのですから…。