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原点/緊急連絡網 2007.01.08

2007.01.08/発表
(2700字)

その後、一人の戦い!?は始まった…
 
緊急連絡網について
 
いち町民の三浦です
 
このメールはO町長と、H部長さんに宛てています m(_ _)m
 
「また携帯か?(欧米か風に)」といわれそうですが、強硬突破!?です
キーワードは「段階的に」です
 
昨年の災害3連発は、混乱はありましたが、取り返しの付かない状況ではなく、良かったです
(糞尿に関しては、まだ予断は許さないと思いますが…)
 
災害が起きた場合の課題は「災害そのものへの対応」と「情報の伝達とその共有」だと思います
前者は○だったと思いますが、後者に関しては、やはり及第点は付けられないようです
やはり混乱した
 
「分からないことへの不安」は、その不安感を共有しようとするために、それを増幅した「デマ」を生み出します
また、個々の住民の対応もバラバラになります
「復旧時間が分かっていれば、買わなかったのに」などのクレームがあったり、また2年前の大雪のときのように、役場の代表電話がパンクする
 
重要なことは
1発信者の確実性
2正確な内容
3より多くの方々に

の3つだと思います

デマは、1が不確実なまま、まことしやかに話しが広がる
2を追求すると、伝達が遅れ災害が広がる
また、間違いがあると二次災害が起き、その対応に追われることになる
3は人海戦術では限りがある

そこで、得意の「携帯」です。
 
3の項目に関しては、広報車が走ったほうが「何かが起こった」は分かり易いかも知れませんが、あの速さで走ったら聞き取れません
そこで、携帯の連絡網を構築出来れば、1と2の項目に関しては有効でしょうし、目に見える変化として、確実に代表電話への電話が減るでしょう

また、まず役場職員に連絡網を構築し、次に同時または担当の地域分けをした職員から携帯を持つ家庭へ、情報を発信したりなど、段階的に(最近気づいた手法!バカッ、もっと早く気づけ!?)連絡網を構築し、その「発信者が担保された情報」をまわりの家庭に連絡をして貰えば、確実に混乱は減ると思われます

あとは個人に掛かるバイアス等によるヒューマン・エラーを如何に取り除くか、そして、携帯で連絡網を構築しながら、順次より性能&コストの高いパソコンなどへ移行していくのは、どうでしょうか?

乗り気になりましたら、次に進んで下さい。
 
次に、情報の伝達を2つに分けて、考えてみます
1情報の収集と集約
2その情報の発信および共有

1情報の収集と集約
「現場から対策本部までの連絡」

状況としては、
美幌町は、ほぼ全域にわたって、携帯の電波は届くと思われます。ただ峠牧場などは?でしょう
そういう場合は、災害時は全庁あげての対応ですから、現場と電波の届くところの往復をする人員も配置する
往復しても、片道10分程度の範囲ではないでしょうか?
 
事前準備として、
1)口頭での事例集を作っておく
2)「災害用の事例の入った『未送信メール』」を携帯に入力しておく
3)職員に事例集を配布し、最低限のメール発信の手順を覚えてもらう
4)マザー携帯を1台準備する
 
災害用の「持ち出し用携帯」を準備しても良いかと思いますが、それを持ち出せない場合もあるので、携帯を持つ職員の携帯に、上記のマザー携帯の電話番号とアドレス、事例集メールを入力しておく
また全員はすぐには無理でしょうから、段階的にプラクティスを繰り返しながら、範囲を広げて行く
 
作業としては、「事例集」の文面は短いものになるでしょうから、本部にある「マザー携帯」に、職員の電話番号とアドレスを入力するときに、判例を送信し、それを逆送信出来るようにセットすれば、それほど大変ではないと思います(他にも方法はありますが)

最大、職員全員だとしても約 200台ですから、「事例集」が出来ていることを前提に、慣れているヒトであれば、1週間も掛からないで、準備OKになると思います
あまり古い機種はアウトですが…

それ以外の要因(個人のプライバシーなどの問題での抵抗!?)は考えない場合です
 
「携帯の操作」に関しては、それぞれに「マザー携帯」のホットライン番号を入力しますから、名前(番号)を間違えないで発信すれば、マザー携帯側では誰から掛かって来たか分かります
ですから情報の確実性は担保されます

また、同時にメールアドレスも入力済みですから、それもOKです
あとは、ヒューマン・エラーの対策ですが、これは「頑張って下さい」としか言いようがないでしょうか?

メールに関しては、文字は入力済みですから、選択肢を誤らないことと、「事例集」の正確性、見やすさをどれだけ上げられるかにあると思います
 
連絡先がホットライン化されていれば、代表電話を利用した交信より繋がり易いでしょうし、番号は携帯に入っていますからすぐ発信出来ますし、着信した時点で誰からか分かりますから、話が早い
「メール」利用の有効性としては、電話回線が塞がっていても、一度送ってしまえば、「リトライ」されること、文字を見るので口頭よりも客観性があり、より多くの情報を伝達出来る
 
費用としては、ここまでは、マザー携帯1台(および持ち出し用携帯1台)を買い、それの維持費のみを考えれば良い

プラクティスの段階では誰かの携帯を「マザー携帯」に決めて、興味のある職員と町民で、プロジェクト・チームを組めば、費用なしで明日からでも出来ます

あとはやる気?の問題(前にも言ったような気が…)
費用0円、ソフトバンクよりはウソはありません!?

役場得意の「外注」でデータを入力したり、コンサルタントを呼んで高飛車な話しに大枚を払ったり(ちょっと昔年の怨みが…!)しなければ、
以上です
 
また、せっかく村田システムさんとか町内にあるのですから、大掛かりになった時点で相談すれば良い
アイデアや技術は、
身近にある

次に、

2 その情報の発信および共有「対策本部から職員&住民へ」
 
これは、規模に比例して、費用が掛かりますから、まずは今ある機材からの発信をプラクティスしてみたら、どうでしょうか?
やり方はいろいろありますが、1のプロジェクト・チームで揉んでみれば、ある程度の方向性は見いだせると思います
シンプルに言って、
まず「1」で構築した連絡網を逆にたどるのが、基本になり、それを町民と、どのように繋げて行くか?ですから
 
身近の例でいけば、
総合計画の町民会議の第3部会は、基礎情報(次の会合日程など)は携帯メールでしたし、
ふるさと盆おどりの連絡網は、パソコン一括メール+電話(30+2)で連絡網を作っています

独自のメルマガをやっている自治体もありますし、民間のメルマガ・サイトで試してみるなど、方法は探せばいくらでもあると思います 


今年の三浦のテーマソングは
「ドリカムの♪何度でも」です
 
以上、冬まつりが終わったら、動き出してみたい 
三浦の久々の「提案」でした

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