縦の糸はあなた、横の糸はあたし、...
と歌ったのは、中島みゆきの糸(いと)...歌詞有り
「なぜ?めいぐり逢うのかを...」って歌い出す
意外と、カラオケの私の持ち歌の一つで、しっとりと歌いたいときに、持ち出す1曲
どんな「布(ぬの)」も、基本的には「縦横の糸」がなければ出来ない
確かに化学技術の粋を集めた、最近の素材には「織(お)れて無い!もの」もある...
確か、今度の北京オリンピックで、ニッポンのトビウオ達が装着する水着たちは、それの一種??
それはさておき、人間の歴史は「布と一緒に」発展して来た
色んな素材が、布になった
最初は、そのまま布だった「革」を使った布?が使われた
野山を走っている、あるいは立っている動物たちを捕まえて、その「皮」を取った...
とっても、残酷!だよね
しかも、そのセイで絶滅した種もたくさんいる!
だけど、彼らは帰っては来ない...、そして、誰がした?
で、皮はそのままでは「ゴアゴア」していて、着られないから「ナメシの技術」が発達した
それを「主に着る地域」には、それに関わる文化と文明が発達した
「必要は発明の母」は、何処にでもいる?はず
それを必要だ!!と思い、創意工夫しようとするココロの傍(かたわら)に、母は静かに見守っている...
だから、虎のパンツを穿いたオニ?
彼は、やっぱり虎を退治?して、その毛皮を剥いで着ていたのだから、やっぱり強いし、偉い?
自分で!虎を倒したのだから、鬼そのものの「強さは本物」
だけど、それを倒した桃太郎は、もっと強いから、もっと偉い!?
...Neverending Story is going on
鬼はその着ている「虎のパンツ」で、みんなを威圧する??
だから、みんな「虎の皮」が欲しくなる
キツネだって、それを被ってヒトを騙せれば,,,って考えてみる
虎の威を借るキ○ネさん
ちょっと鬼さんが風呂に入っている間に、それを盗む(基本的に、狐は虎には勝てないッショ?)んで開いて、被ってみる
意外と、みんなが騙される
だから、いつの間にか、狐さんは「自分がトラ!」だと思うようになる
だけど、本当は狐(もしかすると、ネズミさん??)
何時かは、それがバレて、袋叩きになる
「ウソをついてもダメですよ」
...っていうのが、良かったよかったで終わるのが、世間でいうところのハッピーエンドな「昔ばなし」
...で、その後、狐さんはどうなったの?ってことについての答えは、誰も教えてはくれてない!?
そして、リアルな現実世界では、そうは問屋も卸さない
だから、みんな苦しんでいる...
キツネは結構、何処にでも潜んでいる?
「自分が分かっていない!」っていうことで括れば、案外「みんな一緒」だったりする??
おーい!糸の話しは、何処行った!!...で、糸の話
糸に関する話しも、けっこう深い
掻(か)い摘(つま)むと「自然界の素材」で行けば、やっぱり「シルクロード」な中国産の生糸と、あの「インドの山奥、デッパのはげ頭,,.」でお馴染み?のインドの山奥産の毛糸が、双璧か?
あるいは、肌着として「汗取りの良い!」アメリカ大陸産の綿も、捨て難(がた)い
だけど、あちこちで「同じもの」が作られているから、
とっても複雑な This World...
で、それぞれに臨機応変に、使用用途で「使い分けたい」もの
だけど、それぞれに、お値段も「ピンからキリ」まであるから、最後は財布と相談することになる
そして、それに付随して色んな物語もあるけれど、基本的には「縦糸と横糸」を編まなければ、始まらない
1本の「蜘蛛の糸」で助かったヒトも居たとか居ないとか?の論争もあるけれど、糸を編まなければ布も出来ないし、寒さも凌(しの)げない
人類は、色んな素材で、色んな布を創り、それぞれの地域で独自の文化を築いてきた
どの文化も「自分たちだけが偉い!」わけではなく、その創意工夫するココロは「同じに偉い」
ただ、それを「有り難がるか、否か?」の、その時代の評価が変わるだけで、それ!そのものは、みな等しくエライ!!のである
確かに「温(ぬく)い!」っていう尺度でいけば、毛糸で編んだもの、あるいは革製品に軍配が上がるだろう
だけど、その服の中で汗を掻く!?ようであれば、綿の下着は欠かせない
合わせ技、一本!!
じゃなければ風邪を引いて、何時かは「死す」のである
ときに、それだけがあれば良い!というものではない
それぞれの特性を鑑(かんが)み、それをどのように活かすか
それらを、どのように組み合わせて、何を守るか?が、人類?の「本当の問題」になる
出会えたことに感謝をして、その出会いで何が出来るか?
取りあえず「糸」は、誰かが意図して「布」にすることによって、誰かを暖める...