言葉の花が咲いた「万葉の時代」から受け継がれる、○○和歌集の中にある、誰が詠んだか判らない歌
その「作者」のところに書かれる言葉
だけど、誰が書いたか知らないけれど、その言葉には深さがある...
日々、ネット上に書かれる、誰が書いたか分からない書き込み
あるいは、日々送られてくる、ワケの分からないメール達
ネット上であれば、それを読まなければ、関係は無い
あるいは、送られてくるメールなら消去すれば、取りあえず、自分とそれとの関係は、断ち切れる
けれど、世の中が便利になればなるほど、増えて行く...そして必ず、何処かに残っている
けれど、それが後世に残されていて、評価されるか?っていうと、何時まで経ってもゴミ箱の中
眼に見えないゴミが、容量が増えて行く、サーバーやハードディスクの何処かに溜まって行く
いま、巷では話題に上らないが、「公文書の保存」のことが、国会のマイナーなところで審議されている
それに併せて、全国アチコチに公文書館が増殖している
基本的には、公文書っていうものは、必ず残さなければいけないモノ
だけど、あの!消えた年金の問題の様に、必ずしも「正確な記述」がされているか?っていうと、そうではない
その上、紙を造ると森林を破壊する!そして、エコがイチバン!!
って言いながら、それにプラスして、紙にすると保管場所を取るでしょ?って付け加えて、何でも「電子化」している、公官庁
だけど、色んな文書をペーパー化しないで、上書きをすれば消すことが出来る、現代のコンピュータ時代
そうすると、これがオリジナルだ!ていうモノを、変更することも簡単に出来る様になる
今まで2枚舌、あるいは、すっとボケで誤魔化して来たことを、オリジナルに手を掛けるトコロから、都合良く出来る様になる
確かに、現代は失敗が許されない
もっと言えば「誰もが、他人の失敗を許せない時代」になっている
だから、自分の名前を書かずに、書き散らかされる言葉が増えて行く
そして、言葉の深さが亡くなって行く
いまの時代、後世に残せる言葉ってあるのだろうか?