hot_eyes 雑記帳

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「段取り」を組む


最近、思うことがある

「ローマは1日にして成らず」

パリ(逆だった模様)だってそう、
京都だって東京だって、すべてそう

今までに出来上がった都市(遺跡になったものも含め)は、色んなモノの積み重ねの上に出来上がっている

何年も掛けて、ときに何十年、あるいは何百年もかけて「今日」がある


豊臣秀吉の逸話に「1日で城を建てた」というものがある
実際そんなこと出来るわけないじゃん

だけど、それを「見せた」

はっきり言って、
ちゃんとした城は1日では出来るわけがない
物理的には、100%の確立で「無理」

それは「演出」だった
相手をビビらせるために、1日でそれを作ったように見せた
その舞台裏では、多くの積み重ねがあった

秀吉の凄いところは希代の「はったり野郎」だったこと

つまり、すっごい「演出家」で、相手を「何なんだ!?」と混乱させている間に勝っちゃうことに丈(たけ)ていたということ
ある種の能力者だった...


何をやるにしても、同じこと

やっぱり、それが出来上がるためには「色んな積み重ね」が、その後ろでは行われている
それを見せるか見せないかの違い

けれど、ハンパをすれば「本物」じゃないないから、すぐに壊れる
だけど「ほんもの」は簡単に出来ないから「早い」ということに価値を感じる現代の価値観には合致しない

ある種、現代は「はったり野郎」と「待てない淑女」の化かし合いか!?


ちゃんとしたものを作るには時間が掛かる
そして、多くの手を借りなければいけない場合は、出来るだけ「多くの共通の情報」が行き届いていなければ、何処かで『崩れる』

けれど「失敗ばかり気にしている」と、何時まで経っても「モノゴトは始まらない」から、ある程度の方向性を見い出したとき、徐々に情報を発信していなければならない

そうしないと、千年経っても『城は立たない』

パーフェクトを求めても「人間には出来ない」
パーフェクトを求めながら、途中で間違ったら「みんなで」軌道修正しながら、前へ進むのが『本当の段取り』

ある種「秀吉信仰」を止めなければ、日本には明日はない!?
最後は「待つ」ことを知っていた家康が約300年の江戸時代の始まりを作ったのだから...