hot_eyes 雑記帳

オフィスに掲載しない「小ネタ」を描く場所

     リスト まとめ You TUBE

竹(たけ)


ヒトの性格を現すのに「竹を割った」というものがある

大学時代の友だちに、自分を称して「竹を捻(ねじ)った性格」というヤツがいた
最初、竹が生えない地域に住んでいる道産子としては、ピンと来なかったが、周りは爆笑していた

その後、生活の中で竹に触れているうちに「なる程」と思い、だいぶ時間を置いて納得した

竹は、タテに割ると簡単に割れる
それこそ、ヒビが入ればいっぺんに真っ二つになってしまう
だから「割った性格」はタテ型

けれど横に切ろうとすると大変である
たぶん、真横に切ろうしたら宮本武蔵、いまの流行りの椿三十郎でも、手こずるはず
日本刀ではなく、ノコギリの出番
だから「切れない性格」はヨコ型

「居合道」などで、竹を切る実演をするが、あれは斜めに切るから、スパッと切れるのである
竹の性格を見定めて、イー感じで、刃を入れる
竹のココロを知らなければ、角松やかぐや姫の入っている、納まりの良い楕円形の切り口は作れない

さて、そこで「捻る」という方法
割るでもなく切るでもない

まず捻る目的は何か?である
これもハッキリしない
結局、何がしたいんだ?

その友だちは、静岡県生まれ
意外と静岡の海沿いは温暖で暖かく、色んなものがほったらかしでも取れるから、生活上あまり工夫がいらない地域

だから、何か決断を求められることもない
それこそ「あるがまま」で生活できる

竹を道具として、どうこうするよりも、燃え易くして、火にくべれば(入れれば)良い

だから「捻る」!?
取り合えず何かしなければいけないから、やってみた?

「白クロ」はっきりして、人間関係にカドを立てるなら「まあまあ」していれば良い、な感じで生きている!?
だけど、自分の性格を言えるだけでも良いのかも知れない…

それなら、こちらはどう付き合うか?になれるから
「捩る」はちょっと解り辛いけど


だけど、全員が「まあまあ」言っていられれば、それはそれでも良いが、世の中には「色んなヒト」がいるから、そうも行かない

また、放ったらかしにしていると、そこら中が「竹やぶ」になってしまう、世話の要らない竹を利用しない手はない

拾った麦ワラで「長者」になったヤツもいる
どこに、どんな「福」が生えているか分からない

…って、その友だちの話しは、どこへ行った?

案外、私も「話し」を捻るの好きなんです

from K-tai

雑記集