試行錯誤（しこうさくご）

誰だって、色んなことを最短距離で「無駄なく」進みたいモノ

だけど「色んな方法」を試してみて、失敗して、自分の糧（かて）にしなければ、
今いる道に迷ったとき、それが「行き止まり」だったりしたとき、目の前が断崖絶壁（だんがいぜっぺき）に見えてしまう

確かに、スムーズに目的地に行けることに越したことはない
だけど「街歩き」をしているとき、あるいは通勤、通学のとき、いつもと違った経路を通ると、新しい発見があったりする

敢えて「試しに行ってみて、間違って迷って見る」

そうやって「線を面にする」のが、試行錯誤
山の上の神社などの参道に、距離は短いけど険しい「男道」と、歩き易いけど遠回りになる「女道」があるように
その場所の落ち葉を拾うヒトにとっては厄介だけど、ココロある処では、それを準備してくれる

そうやって、出発点と到達点を結ぶ線を「複線」にしてあれば、廻りが見えてくるし、もし「一番良い道」が土砂崩れで通行止めになっていた場合でも、迂回路を知っていれば、時間配分が違ってくるけど、
いつかは行ける！という安心感を持つことができる

いまの世の中、確かに色んな面で、余裕がない
だから、黙って「最短距離を走れ！」と言いたいヒトが多い

だけど自分で、ちょっとした場所あるいは場面で「寄り道」をしてみる
その「気持を持つ」だけでも、見える風景が変わってくる
「思考錯誤」するだけでも良い

だけど「時代錯誤」というモノもあるから、気をつけろ!?
ただし「時代は繰り返すこともある」から、最後はやっぱり本人の「見極め」が、重要になってくるんだよね

あるいは、すでに「その先に道がない」ところに、何度も入って行くのは、単なる「鳥アタマ!?」だけどね
注／鳥アタマ＝右見て、左見て、そのとき「右見ていたときのこと」を忘れてしまうこと