hot_eyes 雑記帳

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塩梅 or 塩加減

あんばい or しおかげん

料理における「塩」の立場は、それの「量」をたくさん使うと、みんなに高血圧を引き起こし棺桶(かんおけ)を近づけるから、あまり目立ってはいけない
しかし、塩っ気がなければ「味」を失うことになる

スイカやトマトに塩をかけるのは、それが「甘さ」にエッジを利かせるためである
つまり、甘さと塩ょっぱさのコントラストが「美味しい」を生みだすのである
他の「良さ」を際立たせる、ちょっと小粋な憎い奴(やつ)

それが Salt (ソルト)
塩加減は Seasoning
季節を司る...

よく「東北地方は、高血圧のヒトが多い」ということにスポットライトが当てられるが、それは「保存食」を作るのに塩を使う文化が発達したからである
しかし、その本来の問題点は、そのことではなく、化学合成の「食塩」を使い始めたことにある!!と、私は睨んでいる

海水塩や岩塩などの「自然のモノ」を使っていれば、なんの問題もなかったはず
それは色んな成分が入っていてカオスなヤツ!?だけど、本来「食べモノ」には複雑な「旨味」があってこそ、ウマい
それこそ、それぞれの地域で、微妙に味も違ってくる

「食塩」は、まさに塩化ナトリウムだけ

エッジの利いたソリッドな存在
確かに、時間をかけて海水から塩を作ったものより、思いきり「お買い得」である
また、どいつもこいつも同じだから、迷うことも、加減もあまり必要ない

だけど、それを使うことで、本末転倒になってしまった
命と引き換えにしてしまった
長く生きた方が、色んな「楽し味」があるのに、命の安売りをしてしまった

ちょっとだけあればイイのに、味に深みがないから、いつの間にか使う量も増えて行く
不満が溜るから、アタマに血が昇る
アタマに血が昇ると、味が分からなるから、もっと塩をカケル
だから、血圧が上がる...の悪循環の繰り返し!?

やはり(Q風!?)「食塩」はニセモノ
いまは、それを作っているヒトがいるから、すぐとはいかないが、自然塩で漬物を作るような方向にしていけば、確実に、みんなの血圧は下がるはず
「漬け物」を非難するのは、お門(かど)違いも甚(はなは)だしい

中国の野菜や食製品が、クスリ漬け
だけど、その薬も作り方も、中国に持ち込んだのは、たぶん日本人
そこに「ほう被り」したまま、中国だけ非難するのも、どーよ!!である

世の中、ポイントがすれた論議が多すぎる
だから本来、論議しなければいけない所を外して、話しを進めるから、ドン詰まりになってしまう

本当の「ポイント」を見つけるのも、案外(あんがい)塩梅(あんばい)を知っていないと出来ないこと
みんな、それすらも、嗅ぎ分けられない「味音痴(あじおんち)」になってしまったのだろうか?

それじゃあ、人生の味わいもあったものではない
無味乾燥、フリーズドライ、誰のための「保存食!?」である...

それとも、本当の「塩」そのものが、日本には無くなってしまったのだろうか?