hot_eyes 雑記帳

オフィスに掲載しない「小ネタ」を描く場所

     リスト まとめ You TUBE

田舎と都会のネズミ

 

昔むかし、田舎に住んでいたネズミは、都会に憧れて
「夜汽車」あるいは「集団就職の特別便」
ときには寝台特急列車に乗って、星空のもと故郷に別れを告げた...

なかには「銀河鉄道999」に乗って、空 or 宇宙(ソラ)へと向かったヤツもいる

2008年3月15日に「銀河」「なは」「あかつき」という寝台列車が、静かに地平線の彼方に消えた...
そこには「閉店セール」に集まった人々が口々にいう「止めるのは、勿体ないわね」という言葉があった

確かに「そのとき、その場所」東京駅では、ホームに溢れるほどにヒトがいた
だけど、それまでの「普通の日々」つまり毎日の日々には、ホームには閑古鳥が飛んでいた
そこには、あなたはいなかった...でしょ?

もっと多くのヒトが「普通」に利用していれば、止めることはなかった
だけど、まだまだマイノリティー(少数派)の「鉄ちゃん」や「鉄子」では、支えきれないものだった
別の角度でいえば、寝台列車の「社会的役割」が終わったと言うこと...

それには「さようなら&ありがとう」の言霊を捧げて...次へ進もう!!


...そうやって、多くのネズミが都会に集まった

だけど、競争の世界の都会には「多くのストレス」があり、適応できないネズミは自分で自分にさよならを告げた
そこで生まれてくる、多くの子ネズミたちの中にも、そんな人々が増えている
だから、みんな苛立(いらだ)っている

色んなモノがある、それ事態そのコト自体は「良いこと」
だけど「たくさん、ある」あるいは「他にもたくさんのヒトがいる」ということは、逆に「自分も選ばれる」ということ
自分も「白か黒か」の、まな板に載ってしまうと言うこと

「選べる」ということ自体は、楽しい

だけど、常に選ぶ立場でも「選び続けること」は、ときに苦痛を伴う
かつ、何らかのリスクがあるということ
「選択に誤り」があったら、必ず誰かがモンクを言う...はず
そして、みんな「ムンクの叫び」になる

ウチのおとうさんって、ノロマで愚図で、お馬鹿さんダヨね!!

会社では「使いモノにならない!」って言われた上に
「窓際(今はみんながそこに居たりする!?から、死語か??)」へ追いやられ、
家でも、ベランダで煙草に火をつける
その上、会社と家庭の狭間(ハザマ)の「ネオン街」に生きたいけど、財布の中身は「首」を縦には振ってくれない
...何処にも居場所がない

だから「選ばれる」ということは、ストレスが伴うこと
そこに「絶対に!自分が選ばれる!!」があれば、安心できるけれど、それが「明日は?どうなるか解らない??」
そんな日々が続けば、とっても疲れる

人間は、それぞれ「違う存在」
みんながみんな、そんなに常に競争をして居たい!ワケではない
ときには、コソッと楽したい..
.
だから、権力があったり、みんなの知らないうちに、それをやる方法を知っているヤツは「天下り」なんかをしようとする
そして、それがバレて、またみんなが「新しい争い」に巻き込まれる...

ネガティブ・スパイラル

都会には、ヒトがたくさんいるから、いち度その嵐が吹き出すと、デッカくなっちゃう

だけど一方、田舎では、人数が少ないから都会と比べれば、1つだけな「絶対」が多い
比較して「より良い絶対!?」ばかりがあれば、それはそれで良い
他に選択肢がなくても、生きるのには、自分の命は1つしかないのだから「まずは1つ」あれば、生きてはいける

基本的には、人間は「絶対的に良いものが、一つ」あれば満足できる
自分のマワリに、なんとなく「絶対じゃないかも知れない!?1つしかない」から、都会に憧れる

「何にもない!」から、よし行くぞう!! (by 吉幾三)
だから、夜汽車(by 欧陽 菲菲)に、たくさんのネズミが乗った

だけと、たくさんは、もうたくさんだ!と、たくさんのヒトがたくさん思っているのが、今の都会での風海(風味)

はたまた「一方」の田舎では、田舎での小さな「ネガティブ・スパイラル」が起きている
人数が少ないから、そこに今ある「たった1つしかないモノ」も、維持できなくなっている
鼻から、その人数では維持できないモノを作っちゃったということに問題があったかも知れないけれど...

もっと、まずはみんなで話し合って、色んなことを「シェア」してから、必要な「箱モノ」を作れば良かった
だけと先に、みんな「俺にも!私にも!」が立ってしまったから、マワリと関係なく、色んなモノを持ってしまった...

色んなモノゴトが、後から考えれば「先送り」になっていた...

過ぎたるは及ばざるが如(ごと)し...ちょっと色んなことが「過ぎ」ちゃった!?

みんなに1つづ必要なもの
色んな範囲で、みんなでシェアできるもの

今はまず「どちらか」に色んなモノを分類してみないといけない「時!」なのかも知れない
そして「都会」と「田舎」のそれぞれの「良さ」を知るところから、始めなければいけない

今までは、みんな「都会だけが、良い!」っていう棒ッコしか持っていなかった
それを振り回し過ぎた

何でも「都会のシステムと同じようにしよう!」としたから、色んなモノを作り過ぎたし、持ち過ぎた
それが、最初の「みんなの間違い」
ある意味「誰か!?だけ」の責任でもない、みんなの責任

色んな「モノ&こと」を、みんなで先ずは整理しよう!!


ここで、但し書を「1つ」

ヒトの世の物事に「絶対」を持ち込んでは、二進(にっち)も三進(さっち)も、前へは進まない

まずは「自分が正しい!」と思っていることも、同じ「まな板」に載せてみる
そうすれば、最初の「一進(いっち!?)」が、みんなで踏み出せる

少しでも『前へ進める』

この世に、絶対的にあるのは「あなた&わたし」だけ

ほっとあいず
2008..03.25

明日のために...