hot_eyes 雑記帳

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「同じ」ということ

「≒(ほぼ等しい)」

 

ここのところ、色んな文章の中に描くことが多い文字

この「≒」は、日本独特の表記らしく、もっぱら、世界では「≈」が使われるらしい

 

それは「まったく同じ!」ではないけれど、ほぼ等しい、で括っても良いという意味

 

だから、私の文章の中では、2つの意味で使っている

その1つが、一見、同じ様でも、観方によっては「違う」ところがあるよネ!?な場合

または、コレって一見違うものでは在るけれど、角度を変えて考えると、取りあえず「等しい」で括れるものだよね!?って思うことに使っている

 

ある種、数学界における、色んな「記号」は、モノゴトを伝える、コミュニケーション・ツールとして、それを「≒言葉」とした場合、

話しコトバなどが持つ「概念の曖昧さ」あるいは日本語の様に「同音異義語」のオンパレードである「社会言語」と比べた場合、それこそ世界共通語として、より完璧に近いモノではある

 

そして、それを支えるイチバン重要な記号が「=」

 

「右のモノと、左のモノ」が、まったく一緒、コレとアレは同んなじ!っていうことが、それを支えている

色んな数式は、この「=」性を色んな分野で発見するために存在し、それ以外の色んな記号を使って、それを証明する

 

言うなれば、それは「数列」という一本道の上に、色んなモノゴトを押し込める作業

逆に、一つの数列という「尺度」に価値観を合わせ、みんなで利用するから、お互いをより理解することができる

それこそ、曖昧さの中にある、色んなトラブルの元になる「間違い」が無い...

 

それに合わせて「人間社会の進歩」っていうものは、この「モノゴトの同じ性」を発見することで進んで来た

 

科学の世界、特に化け学の分野では、如何に「同じ状況」を作り、その中での「違い」を炙り出すことが出来るか?

そして、その違いを、人工的に作り出すことで、それを技術として、新しい「文明」を生み出して来た

 

ある種、学問とは、色んな分野で「同じ!」ってことを発見し、色んなモノゴトを括ること

 

あるいは「違いはドコ」ていうことで分類し、その世界やモノゴトを「単純化」してきた

そして、色んなモノゴトを「同じ」ってことで繋げて行くことで、色んなことが同じ世界の中に含まれて行く...

 

それが具体的に、社会のシステムとして、機能しているのが「おカネ」

いま、ツールあるいはギアとしての、おカネというシステムが、軋んでいる

 

余りにも、それに頼り過ぎた、人間の方が、見失った

 

世の中には「1本道しかない」筈が無い

 

いま、行き詰まりを見せている、数値化という「一本道」を、「路」にしなければならない