システム・エラー
現在、東京から北側に向かう、東北、上越、長野、山形、秋田のすべての新幹線が運休しているらしい
そう言えば、東京駅を起点として、そこから四方八方に向かう電車は、すべて「下り」っていうのは、いつ決まったのだろうか?
やっぱり、東京はすべての中心で、イチバン高いトコロに在る!っていうことか??
それ以外の場合は、北半球では、通常どこにいても、東西南北が分れば「北上する」とか「南下する」って言う
この場合、地図上では北に向かって緯度の数値が上がっていくから、そんな感じになる
なんか、知らない間に「お上」感覚を植え付けるための、方策か??
... ということは、置いておいて
確かに、色んなモノゴトは、効率を考えると「中央」に集めた方が、良い
みんなが共通して「1つの思考」の中に入っていた方が、色んな判断が、し易い
だから、言語なんかは、みんなに共通な言葉があった方が、意志疎通がし易いから、ある程度の範囲で「同じ言語」を使うことになる
言葉が通じない!ことが、イチバンの問題だから、どうしても自然の流れの様に、同じ言葉に集約されていく
だからと言って、色んなモノゴトを区別するために「言葉数」が増えると、それを覚えるだけでも大変になるから、業界用語や省略コトバが生まれることになる
だから、どうしても声の大きいモノの使っている言葉に集約される!?
そう言えば、今年の春、首都圏の改札システムを、Suica方式に統一したとき、色んなトラブルが起こった
その時も、システム・ソフト上の500万行にもおよぶ「書き込み」の中で、1行だけの間違いがあったことが原因だった
確かに、物理的なトラブルは目に見えるから、対応のしようがある
が、コンピュータのソフト上の問題は、その問題点が解るヒトの眼で、視て診ないと分からない
ゲーム・ソフト上のトラブルなら、それで遊んでいるヒトだけが迷惑を被る
だけど、社会システム上のトラブルは、多くのヒトを巻き込むことになる
事前のプラクティスを、それなりに繰り返しているハズではあるが、すべての「起こりえる可能性」を確かめる時間も手間もないまま、実際に使うことが多いと聞く
だからこと、トラブルが起きた後の、対処法が問われることになる
確かに、自動的にやってくれることは「便利」
電車で言えば、あまり乗り換えがなくて、移動できるのは「楽」
だけど、どこかに「壁」を造って、その範囲内のトラブルにすることも必要
あまりにも、色んな新幹線を「東京駅始発」にし過ぎているのかも知れない...
最近、鳥インフルエンザが蔓延すると、数十万人の死者がでる、あるいは、関東大地震が起きると1mに6人が立たなければならなくなる
それは、大変だ!って、マスメディアで報道されている
確かに、色んな数値を積み上げて行くと、そうなるのかも知れない
けれど、実際は、それぞれがそれぞれに対処するだろうし、ビルがすべて倒壊するはすもないだろうから、すべて「仮想」の世界の上での話である
逆に、もっと大変なことになる可能性もある
イチバンの問題は、みんなが判断力を失った「烏合の衆」化すること
パニックは、思っても見ない方向に、みんなを押し流していく...
それぞれが、それぞれのアタマで判断が出来る様に、色んな「基礎的な情報」を共有しなければいけない
「不安を煽る必要はない」だろうが、色んな可能性を「アタマの中」で、事前にシュミレーションすることは大切であることは、確かではある
そして、真ん中にいるとき、ヒトは自分自身を見失う...気を付けよう!?