ディフェンス&ディフェンス!?
バスケットボールの試合をしている時、ベンチに座っていたら連呼しなければいけない言葉
その後に、手を二回叩いて「一本!」とかを付け加えて応援して、試合を盛り上げる
ときたま、リズムに乗れないヤツがいたりして、ソレって相手のチームの団結を崩すための高度な作戦か?って時もある
Defense or Protection
ディフェンス または プロテクション
いま、北京オリンピックの「聖火リレー」の映像が、毎日のニュース番組のトップ項目になっている
今日あたりは「平和の炎」は、中国製の青いディフェンダー達と一緒に、南アメリカから中央アフリカに移動しているのだろうか?
だけど、Blue なヒト達は、ちょっと気分はBlues になりながらも、自分たちに課せられた役割を果たすため、一生懸命に頑張っている
「北朝鮮の選手たち」にも通じることであるが、彼らがガンバれば頑張るほど、外野から見ていると、コミカルに見えて来てしまう
それは、悲しいぐらいに...
たぶん、彼らは、自分たちの国(あるいは地元地域)を出発するときには「大きなモノ」を背負って、意気揚揚とデッパツしたはずである
北京オリンピックは、自分たちの手で成功させるぞ!って思って...
しかも、各国で「青い勇者!」として、あの中国の歓迎セレモニーなんかでよく見かける、
赤い「熱烈歓迎○○御一行様」的な横断幕を張った舞台が、そこでは待っている!
って思って、中国をアトにしたはずである
だけど、どんどん「風」当たりが悪くなっていることは、周りのバイクとパトロールカーの数が増えて行くことと共に、感じているはず
邪魔しに走り込んで来る奴はいるは、水風船で水浸しになるは....
何故!? 何でヨ!! あるいはWHY?
たぶんココロの中では中国語で、ソロソロ言葉では訪問先のそれぞれの言語を使って、周りにいるヒトに訊いているかも知れない
だけど、私語は慎め!!って言われて、悶々(もんもん)としている!?
彼ら自身は選び抜かれたエリートであるし、その上、色々な訓練を受けて来ているはずだから、それなりに「空気感は読めている」だろうし、語学も完璧にして来ているはず
だから、ある程度、周りで囁かれている言葉も理解している
だけど、足りないモノがあった
世界を流れている「風の方向」が、中国国内とは違っていたこと
それを、中国のキョウカン(教官)からは教えて貰っていなかった...
本当は、あのアテネで灯された「炎」が世界を回るのは、世界を一つに結んで繋いで、中国の首都「北京」へ集まってもらうため
実際に、世界を「聖火」が回ることで、あちこちで色んなヒトと触れ合うことで、それはリンクして行く
だから、できるだけ「炎」はみんなに近いところを通り、そのココロはオープンでなければならない
だけど、いまの映像では、その距離がどんどん遠くなって行く...
二重三重にガードされ、本来の「理念」は、何処かに行ってしまっている
ただ「走った事実のみを守ろう!」としている様にしか見えない
それの先頭に立って、ディフェンスしているのが、彼ら
とっても、イタイ!!んですけど...
たぶん、彼らは未来の中国も背負って行くヤングたち
柔軟なアタマを持っていてくれれば、この体験を良い方向に「経験」に消化、あるいは昇華させてくれるだろう
だけど、単なる被害者意識だけ残って、それだけ持って帰られては、世界の大きな損失
いまの状況を大きく変えられるのは、中国の首脳陣
「抵抗勢力はある」かも知れないけど、その勢力が路頭に迷うことは、まず無い
ただ、今まで吸ってきた甘い汁を吸えなくなるだけ
そんなヤツラは放って置いても、自分たちで、どうにか出来る
だけど、ブルー・ディフェンダーたちのココロに残った傷跡は、絶対に未来に於いての「負の遺産」になるはず
みんなの損失になる
「守ろう」とすればするほど、城壁は高くしなければならない
だけど、その材料になったモノに「それが意味が無い!」と解れば、これほど辛いことはない
何時かは「我慢せよ」の限度を超えてしまうだろう...
世界の「壁」を無くそう!というのが、オリンピック精神
それは何処へ行ってしまったのだろうか?
守ろうとしたものは「何」??
タイマツ(本末)転倒 !? って奴だよな
何を、中国に集めようとしているのだろう?
それって「非難」ではないことは、確かなはずである