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原点/セキュリティーネット(1)2003.08

2003.8.10 (6000字)
 
個人的に大庭町長に「提案」
ただし「三浦も若かった」
で断念したかな?
 
携帯電話を利用した
情報セキュリティー・ネット
in美幌町  
プロジェクト「ぴぽろ」

目 的:
携帯電話を端末として利用することを前提とした「町をネットワークする情報・セキュリテーのシステム」を構築し、日常生活に関わる町の情報の伝達、および緊急時の対応が迅速に行える態勢づくりを行う
そして、町民にはそのシステムに対応した携帯電話を携帯してもらうことにより、安全で住むなら『美幌町!』な状況を目指す。最後は「人」だけどね!?

状況把握:
全ての面で、根本的な問題として「医療費」の高騰に直面している現在、今後、我々に長いスパンの中で、何が出来るのか?
それは「病人=入院医療を必要とする人」を増やさないこと。
そのためには、何をすべきか?

1.社会的弱者である「高齢者」がより長く健康で、かつなるべくボケないで、家庭で生活し、そこで天寿を全う出来るようにすること。

2.救急医療の現場で、その「要救助者」の色々な側面(空間的側面=どこでその状態になったのか、内面的な状況=既往症や今の症状)をより迅速かつ確実に把握することで、最低限のタイムラグ(無駄な時間)で対処ができるようにすること。その「時の間」が入院期間に関わることは周知のこと。

そこに「携帯電話」という通信機能を持ち、かつ情報を蓄積できるツールがある。それを使わない手はない
各個人が、その携帯電話を自己の医療情報の蓄積された形で、通信ツールとして持ち歩くことによって、上記の2項目に対して、現在考え得る「最善の対応」ができるのではなかろうか?

現在の最新の携帯電話は、記憶容量2.5MB以上(フロッピー2枚分)であり、一昔前のパソコンを凌駕するデータが蓄積出来る
容量としては、最低限の緊急時に必要なデータは収容できると思われる
また、通院している病院などで、通院記録および次回の通院日等を入力してもらえば、個人の入力作業などによる「使用ストレス」は軽減されるはず。容量も一年分程度の情報量は充分収容可能なはずであり、それを見れば、自分の通院歴も把握でき、自己管理も出来る
通院日に「今日だよ!」と自動的に知らせる機能と連動させれば「行き忘れ」の防止にもなる
行かなかったというトラップが、少しずつ身体に蓄積すると「病状を悪化」させる。うっかりは八兵衛だけにしよう

現在の携帯電話の普及率を考えるに、今後、ほとんどの人が持っているはずだから、先に町で、セキュリティーのシステムを構築しておけば、今後そのシステムを利用できる機種に変更してもらう(あるいは時代が追いかけてきて、それが標準装備になる?)ことになれば、行政側が負担する「個人に関わる費用」は、システム運用部分で済むだろうから、町として持ち出す経費は少なくなっていくだろう
このシステムの立上げ時は、設備(専用パソコンなど)と共に、高齢者の携帯電話の利用を促すために、個人の携帯電話および維持経費(電話使用料)も行政側が負担することを前提にしている
この予想とまったく違う展開があれば、話しはまた違ってくるが…。

パソコンの個人利用では、携帯するにはチト荷が重いし「カスタマイズ」「立ち上げ」作業を含め、使えるまでにやることが多く、また初期の設備投資および維持経費がかかり過ぎる
また機種を変更する時期の出費もまた、これも大きい。
ICチップを利用したカードの活用も考えられるが、データの書換作業は直ぐに出来ないし、通信機能はついていない
ゆえに、上記2つは「緊急時の瞬発力に欠ける」ために『NG』であろう
                                          
方 法:
基本的な「前提」としては、町内に在住する高齢者に、個人の既往症や病歴、通院歴を蓄積した「携帯電話」を持ってもらう
また、同じシステムを対象者以外には実費(データ入力部分など)で利用可能にする
そして今後、年齢を重ねるごとに、利用者側の負担を減らしていく。町民みんなが持てれば凄いこと!

その他、日常的には「美幌町のホームページの利用」「町の案内メールの受信」と高齢者には定期的に「どうですか?メール」を配信して、一人暮らし等の人の現状把握も行う(意外と、外部から連絡があることは、本人にとっては嬉しいはずだし、外部刺激のない生活が「ボケ」を促進させる)

同時に、医療機関(病院等)に、携帯電話にデータを入力できるパソコンを導入してもらい、随時、最新の情報が携帯電話に入力されている状況を作る
また、緊急時の対応者である消防署には、電話番号を検索することによって、その携帯電話の所持者名、住所および既往症などの基礎データが分かるパソコンを置いてもらい、迅速かつ適切な対応ができるようにする
(医療データの流出が懸念されるから、電話回線とのオンラインはやめた方が良い?)
同時に、緊急電話を受信する専用端末では、GPS(人工衛星を利用した位置情報)で「現場」を把握できるようにし「いま何処ですか?」と聞く手間を省くようにする
1秒を争うからね!

管理部門「ぴぽろ」:
それらを統括する拠点として、保健福祉総合センター(長いね、名前が…以下では「仮愛称:ぴぽろ」と表記)を、すべての情報管理の基地として位置づけ、以下のことを行う。

○医療関係のデータベース「医療データ」を構築する
○携帯端末(電話)の初期設定および変更を行う窓口を作る
○「どうですか?メール」を定期的に発信し、個人の状況を把握する。
○メールを利用した町の情報の発信ベース(携帯ホームページの充実を含める)
 …これは役場の別なセクションに担当してもらっても良いかも?

○個人のアドレス帳および通院履歴のバックアップをするデータベース用パソコンを導入し「利用は個人」を前提として、携帯電話のデータの書き換えおよび バックアップを行う。
これは若いひとも、みんな利用するはず?(月額100円程度なら)
それらにより、若い人から高齢者まで「一ヶ月に一回くらいは、『ぴぽろコタンまたはベース(仮称)』に行くとイイネね!」な状況をつくる
利用者のいない施設ほど「さぶイ」ものはない。

関係方面:
○携帯端末およびコンピュータ関連会社
○電話会社(ドコモ/au/Jフォン)
○病院などの医療機関
○消防署
○高齢者および身障者(基本的には、経費を行政側で負担する対象者)
○一般者
○ボランティア
○健康福祉総合センター(仮愛称「ぴぽろコタン or ベース」)

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