hot_eyes 雑記帳

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道(みち)


それは基本的に、ヒトとヒトを結ぶもの
色んな形をしている...

地上の「道」で言えば、道路、橋、トンネル...
また一方では「鉄の道」もある

水の上では、河川、運河、海...
その他に「空の道」もある

電脳の世界で言えば、固定電話、携帯(K-tai)電話、電子メール、インターネット...

そして、ココロの中にも、それぞれに「道」がある...


また、それぞれの分類の中でも、その規模や役割によって意味が違ってくる

例えば、道路で言えば、
国道/県道・道道など/市町村道/私道

それぞれの役割、「公共性」によって、その「道」の意味が違ってくる
より多くのヒトが利用することを意識することによって、より大きなサイズや規模で「管理」することになる

そして「道」は、より多くのヒトを結ぼうと、広がって行こうとする存在だから、それが繋がることで、本当は「世界が広がる」

ヒトとヒトは、色んな「道」で繋がっている
だから、基本的には「迷わないように」作らなければならない


しかし、規模が大きいから「偉い」わけではない
より公共性が高い、利用するであろう人数が多いだけ...

利用する立場、ひとり一人の「私にとって」という視点から言えば、同じ地図でも、その中の「道」の意味は違ってくる
だから、自分が利用しない道は「道」として、そのヒトにとっては必要のないものであったりする...

そして「新しい道」が通ることによって、「分断されてしまう」関係もある

例えば、鉄道を引かれれば、その右と左との繋がりは「切られて」しまう
今までの「風景」は、一遍に変わってしまう
だから、繋がるための新しい「踏切」や「橋」が必要になる

一方では、橋やトンネルが出来ることで、新しい関係が出来ることもある

けれど、切られた処には、「思い」が残ってしまう
特に納得しないままで切断された処には、より強い「思い」が残る
まして、何度も!それが起これば、それは何層にもなって、その場所に残ってしまう

「公共性」と「個人の尊重」の積み重ねられた歴史が、そこにはある


北海道は、どちらかというと「道」が出来た後に、ヒトが住むようになった
けれど、開拓の時代の「古い道」の上に、それが出来た処も多い
また「道を作ること」が目的で出来た道もある

それらの幾層にも重なってしまった「道の意味」を整理しないままでは、いつまで経っても「道」は生きてはこない


元来「道」そのものは、限りなく「公の存在」である
みんなで作るモノ

また「土地」も元来、みんなのモノ
誰が耕したとしても、その土地には最初から「名前」は書いてはいない
それに拘ることが、逆に「自分を縛ること」にもなる

耕した事実、そこに費やされた「価値(労働力)」は存在するが、それは永遠なものではない
乱暴な言い方をすれば、一緒に耕し仲間だった「道産子たち」を粗末にするモノに、それを主張する権利は存在しない

自分を縛る「呪縛」、そして「公」の意味を知らなければ、次の「道」は開けてはこない...