hot_eyes 雑記帳

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咳をしてもひとり


高校時代の現代国語の教科書にあった「俳句」
分類上は確かそう
「五七五」の形態をとらないけど、確か俳句に分類されていたはず

大正時代のものだと思うが、まだ古典ではなかったはず
また誰の句かも忘れてしまった
けれど、未だに頭の中にある

単に指折り数えて、文字数が「9文字」で、短いから覚え易かったとも言えない
また「思春期」と言われる自分探しに出る時期だだったからと思ったりもするが、今でも、気がつくと、呟いていたりする

現代はコマーシャルの時代

如何にして、よりみんなにアピールするかによって、その先のストーリーが変わってくる
面接ってヤツなんかは、モロそれに該当する事例

ひと昔前、コピーライターと言う職業がモテはやされた時代があった
けれど今は、色んな分野にそれと同じブンタンの役割のヒトが存在するから、改めて、騒がれなくなっただけ

芸術の分野の、コアなファンに支えられている映画の世界でも、時として「予告編」に、その映画の全部が見てとれてしまい、全篇を見る必要がなくなってしまうこともある

あるいは、映画館での上映よりも DVDの売上やレンタルでの貸し出しを前提に、その話題作りのために上映すると言うこともある
そもそも、映画の内容が何のためだか分からないものもある!?が…
それは、横においといて

だから現代は、本質的な「そのもの」よりも、演出に重点が置かれてしまっているのも、事実
「商品」そのモノの実質よりも、どうデコレイトする(飾る)かに、より多くの資金がつぎ込まれていたりする

確かに、何かプレゼントなどを受け取るときには、やっぱり、綺麗な包装紙で包まれていた方が嬉しい
だけど、それを開けたあと、その中身が包装にそぐわないモノだと、逆に腹が立つ!?

今の「偽装」の問題の本質はそれ
「裏切られた気持ち」をみんなが感じているから、よりアタマから湯気が発つ
なら、最初からやらなければ良いと言いたいところだが、やっぱり「綺麗な方」が嬉しいのも事実

話し戻って「ひとり」

俳句の世界は、修飾したい気持ちを極限まで切り落として、言霊を圧縮する作業
最終的には「沈黙」で伝わればイイ
お茶道も、最後はタタミ2畳の世界になって行った...

だけど、言わなければ「伝わらない」し芸術として成り立たないから、ドストエフスキーのように、こと細かい長編小説も「有り」だろうし、俳句も「有り」だと思う
その中庸を知れば、丁度良い、コミュニケーションができるのかも知れない


現代は、色んな分野で、色んなヒトが自己表現出来る時代でもある
まず、その状況の「幸せ」感を感じていたい
それは、意識して護らないと、モノの分からないモノに浸食されてしまうモノ…!?

from K-tai