hot_eyes 雑記帳

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Story of 路 -白虎の巻-

ソロソロ、この Story も、白い虎の巻?を書きたくなって来た!ので、描く!?

 

道なき道を、誰かが歩くと、そこに「道」が出来る

そして、誰かが、それ以外の脇道を歩くことによって、その後、色んなヒトがそれぞれの足で踏み締めたモノが「路」になる

 

必ずしも、1つの目的地あるいは目標に対して、たった1つの道しかないワケではなく、その時々、あるいは状況に拠って、通る道も色々あった方が、より遠くへ行けたりするモノである

あるいは、最初から地上に「道」があったわけではなく、最初は、川沿いに歩いていたり、何か目印になるモノを頼りに歩いて行くのが、動物としての、ニンゲンの有り様だった

 

最初から在ったのは、その場所だけ

であり、人間は「道」を創ること、あるいは、色んなモノに名前を付けることで、それらの環境を加工することを覚えた

そうやって、自分たちのシステムを創って来た...

 

そして、たった1つしかない「道」は、それを歩く者にとっては、その尺度あるいは道程において、自分がどれだけ進んだか?が解かり易い

その道に目印(めじるし)を付けて「序列」を造った方が、達成感を持つことが出来る

だから、色んな「道」には、級とか段とかの目印と、印(しるし)&賞が付いている

 

あの、最後まで、明治の時代を幕臣として生きた、会津藩

そこで、有名なのは白虎隊

だけど、それ以外にも○○隊は、多数存在していた

「○○隊」っていう、自分たちをその社会の中で分類するから、自分たちの居場所があった

 

そういう意味では、何らかの「眼に見える目印」は、生きて行く上で必要なのかも知れない

あるいは、何らかの目的を持った「システム」を、それが澱(よど)みなく機能させるためには、それを動かすための、みんなで共通した「道」あるいは「法」が必要になる

 

そして、それは、その社会が複雑になればなるほど、その「回路」は複雑にならざるを得ない

余りにも、複雑な回路は迷路でしかなく、そこを歩くことを放棄したくなる時が来る

 

たぶん、今の時代は、それを持て余している、あるいは、新しい哲学に基づいた、もっと単純な「道」を創らなければイケない処に来ているようだ

 

お化け屋敷の通路には、その次に何があるか?が解らないから、その歩みは恐る恐るになる

それは神経を刺激して「楽しい」と思うと共に、必要以上に、神経を使うことになる

もうソロソロ、恐ッかなビックリな「道」からは、卒業したいもの...

 

2009.05.17 記