目的と手段
これは、考え方や立場によって、常に「意味、立場が変わってくる」もの
順番としては「先に目的や目標があって、それを達成するために手段がある」が基本になる
けれど、あるヒトに取って「目的」でも、他のヒトに取っては「手段」であることが多い
それらが、混在しているのが、ヒトの間の世界
昔は、ピラミッド型の「目的と手段」の序列があったから、解り易かった
例えば/
この世は王様のためにある
そう固定されていれば、王様の目的が、みんなの目的であり、そのために下僕(げぼく)は、本当はイヤなことでも、やらなければならなかった
本人は「イヤなこと」だから、他のヒトにやってもらいたい…
それが、伝言ゲームのように、下の立場のヒトに伝わっていく…
「貧乏くじ」は、誰が引く!?の階層の世界
解り易いのが、奴隷制度
またある面、人間関係の基本である「あなたと私」の間でも、あなたに取って「目的」でも、私に取っては「手段」だったりすることが多い
単純に言って「労働」とは、賃金を得るための手段である
ただし、日本人には武士道などに通じる「職人魂」というものがあったから、高度経済成長ができた
「作れば売れる」という時代でもあったが、ココロを込めてものを作っていた
「モノを作る」のが目的の時代があった…
それを「昭和」と表現するヒトもいる
だから、それが「手段な世界」で作っられたモノが、勝てるワケがない
欧米でMade in JAPANの製品が売れたのは、当たり前
その頃は、日本の賃金も「比較して」安かったから、尚更なこと
しかし、今は「どーよ!?」である...
また、他の側面では「趣味の世界」に、本物があったりする
最初は趣味で作っていたのが、仕事にした途端にサッパリ売れなくなる
これも「目的と手段」が入れ換わったから
ココロの入り方が変わってしまったから
そして「売上」という明確な目的があれば、手段もまた解り易い
一番コストが掛かることは「時間」であるから、効率を上げることが、次の目的になる
それを「尺度」として、ワールドが形成されていく...
現在、世界規模でそうなっているのが「現代」という時代
けれど、それだけで人間の世界は出来てはいない
しかも、そこには「面倒臭いお化け」が隠れる間があったりする
だから「自分の目的」と一緒に、他のヒトの目的も理解する必要がある
ある面、過去を分析する「温故知新」が必要な時代でもある
私たちは、何故生まれて来たのか?を含めて...
from K-tai