hot_eyes 雑記帳

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プロデューサー

Producer

/映画・演劇・放送などでの「制作責任者」

日本では、俗に言う「業界用語」化されてしまっていて、他の分野でも「絶対に必要!」なのに、案外軽んじられたり、ある種、あまりにも「綺麗ごと」を並べようとするばかりに、組織の中に、始めから居なかったりする立場 or 役割分担

「日本」というワールドでは、なるべく、色んな関係性の中の、役割分担を明確にしないで、大きく分けて2つ
「親分と子分」程度の、単純な世界にしておきたい
っていう時代が、ずーっと日本書紀や古事記の時代から、綿々(めんめん)と続いてきた

それ以外の立場も役割も、あまり「大事&大切」には、されて来なかった
それは、ある種「たくさんの神サマ」がいる神話や、現世ではない「菩薩だ、観音さんだ、如来さま...etc.」のいる曼荼羅図の世界の物語、夢の中でのストーリーだとした
だから、現世の自分たちには「関係無い!」って、思ってやってきた

あまりにも、たくさんの役割があると、やれ「眼上(年上)だ!」だの、その分野では「私の立場が上だ」「席順が違う」だの、モンクを付けるのが、色んなトコロで流行って、痴話ゲンカを繰り返して来た

言葉からして、やれ敬語を使え!! って、すぐやる
その尊敬語の丁寧さが足りないだの、その謙譲語の使い方がオカシイとかの話しから、会話が始まってしまう

そして実際の世界でも、その全体をマネージメント(経営/管理)するのは、血が繋がっていなければ「一の子分」だったりした
だから、次郎長一家の「大政」は、大変だった!?
次郎長その2

「家」というものも、そこの家の長兄が、一切合財(いっさいがっさい)を継ぐ者っであり、それ以外は「その他&多」の大勢、扱いだった
責任は、すべて「継いだ者」が被った
だから、あの「一子相伝(いっしぞうでん)」の、北斗の拳が流行っている??

だけど、それを引き継げなかった「ラオウ」や「ジャキ」なんかは、俺もオレもになったり、ときにココロの底に「この恨み晴らさで...」な思いを持ってしまった!?
ちょっとでも「前に出れば、エライ」から、ある面、その席は1つしかない場合は、喧嘩になってしまう
そのあとには「妬み嫉み(ねたみ&そねみ)」が残ってしまう...

どっちかと言うと「親」という立場は、自分からは動いてはイケない立場

だから、どうしてもスムーズにモノ事を運ぶためには、縁の下に置きたい!?番頭さんが、必要になってくる
だけど、あまり威張ってもらっては「親の立場」が無くなる!?とか言って、その立場は保障されてはいない

日本における「それぞれの世界」の本当の意味でのプロデューサーは、一の子分や若頭、番頭さん、あるいは教頭さんや助役さん..etc.
だった
そして、幹事長や事務局長??だった

だけど、武士の時代では、それの役割がはっきりしなくなると、戦国時代になった!?

考えてみれば、天皇を「親の立場」に置いて、武士の棟梁の「将軍(征夷大将軍)が番頭さん!」がいる
っていうシステムを取って、その形態が機能しているときは、ちゃんとしていた
けれど、将軍もエライ!って棚上げしたりするから、責任の所在がはっきりしなくなり、船頭(先導)争いの泥沼に陥った...
または、もっと上の上皇なんかが降りて来なければならない状況になると、世間は荒れた

この中間管理職っぽい立場は、日本ではビミョーな立場であることは、多くのヒトが知っている
だけど、居なければ「全体」は回らない
けれど、敢えてそんな「貧乏くじ」は、誰も引きたがらない

「俺はエライ」って踏ん反り返っているか、私には何も責任はない!って言って「黙々と働く」あるいは「働かされて」居たい
そうすれば「敬語」を使わなければいけない対象も少なくて済む
また、その対象も、その立場がコロコロ変られたら、使い方も変えなければいけないから、面倒臭い

基本的な「上下関係」があるのは、年齢ぐらいの方が、とっても楽チン
だから、色んなモノゴトが「変われない」のも確か

「言葉を変える」のは、世界を変えることに、等しい

ある種、言葉が通じる「言語圏」が、一つの国でもある
自分たちの言葉を失ったとき、その国は「沈没した」と等しいこと
それはまた「自分を失うことに、等しい」から、色んな抵抗がある

だけど、今は「今までの」日本的な人間関係のシステムが機能しなくなってしまっている
それは、世界的な傾向でもある

まずは、もっと「番頭さん」達の立場の向上を!
それをしなければ、この世は機能しなくなる

あの田中角栄は「よっしゃ、よっしゃ」言いながら、ウラで番頭さん的な働きもしてしていたから、
「日本列島改造」っていう旗を振っても「日本丸」は沈まなかった...

しかも今は、もっとシステムが複雑だし、視野に入れなければいけない範囲も広がった
そして、誰もがウルトラDを出来るワケではない

それをするためには、色んな「誰がやっても同じ」ように仕事を分担し、それをチャンとコーディネートする、ディレクターが居なければ、この世は回っては行かない

みんな動脈硬化になって行く...

それを防ぐためには、日陰な立場の「静脈」の役割を、大切にしなければ行けない...??
多くのプロデューサーが、日本には必要になっている