hot_eyes 雑記帳

オフィスに掲載しない「小ネタ」を描く場所

     リスト まとめ You TUBE

通訳さん or Interpreter


「Could you speak english ?」と訊かれると「a little... 」と答えます
「あ・な・た」と呼べば「何だよ!?」って答えたら、ケンカになります...

そんな a little な私も「国際交流なこと」をやっていた時期があります
a little な私でも、英語で道を訊かれたら「色んな意味で」解る範囲で、指をさしながら説明してみます
相手が、解ったような顔をしたら嬉しいものです

昔から案外、知らない街に居ても、道を訊かれることが多い人生でした!?
は、余談です
それでも、手元に地図を持っていれば、それを見せながら「ここじゃないでしょうか?」なんて答えたものでした

そんな a little 私には、言葉を訳してもらうヒトが必要です

世界には、色んな言葉があります
世間一般には、英語、フランス語、スペイン語、中国語あたりを全部しゃべれると、世界の人口の8割ぐらいのヒトと、コミュニケーションがとれるでしょうか?
そんな可能性があります

だけど、本当に話しをしたい「あなた」と、しゃべれなかったら、幾ら「語学」が出来ても意味がなかったりします

去年、3回だけ「手話サークル」の講座に参加してみました
まだ言語として発展途上の「手話語!?」には、言うなれば、手話をしゃべれるヒトの数だけ「方言がある」そうです
基本的な「あいうえお」や、述語などの「文法」も有るにはあるそうですが、その言葉をしゃべれるヒトの数だけ、「単語」の表現の仕方があるそうです
「標準語」は、より解り易いものが生き残って全国に広がって行く...

例えば、地名なんかも、あいうえおの「音」を並べて表現するものと、意味にひとマトマリごとに、例えば「美」+「幌」で、表現する方法があるそうです
できるだけ、短く表現して伝わった方が効率が良いので、より単語が少なく、みんなが「あ、そう!」って解るものが、色んなヒトが使って拡がって行くようになる、そうです

そんな講座に参加して、ちょっとだけ「お利口さん」になったつもりの、私です


そこで「通訳さん」

それは基本的に、2つの言語にある「同じような意味を持つ言葉」をピックアップして、右から左に受け流す「橋渡し」をするヒト
なるべく、そのヒトが間に入ったヒト達が「お互いに理解できる」ように、するのが役割
だから確かに、基本的には「たくさん単語を知っていた」方が、その能力が優れているとも言える

だけど、本当に優れている Interpreter は、2つの言語のそれぞれの「単語」の持つ時代背景や、その言葉の成り立ちまで勉強して「そのとき、その文節において」の最適な言葉を選び出すことが出来るヒト
ただ単に単語を並べて「受け流す」ことが仕事ではない

色んな分野で「その分野を進めば進むほど、その分野が難しくなる」と訊く

例えば、囲碁の世界でも、最初は「色んな手を覚えて行く」作業をしているときは、具体的に自分の中に新しい蓄積が増えるのが分かるので、楽しい
しかし、その「引出し」が増えて行けば行くほど、今度は対戦中に使える「手」がたくさんあることになり、そのとき「どれが最善か?」が解らなくなる...次の「一手」が難しくなる

最終的には、一瞬に現われる自分の「カンにタヨル?」ことになるそうだ
それは一瞬、シロウトの「カン」には似ているけど、その後ろにある世界の広さは、全然違うモノ

翻(ひるがえ)って、通訳のとき

例えば、その分野のお偉いさんが「通訳さん通訳さん」と言って、簡単に「これ訳して」って、話しを振る姿をみる
私なんかは、そのヒトの使っている言葉をみる

「解っているヒト」は、より訳し易い言葉を選んでから、話す

だけどお気軽に、ほかのヒトを「通訳さん」呼ばわりするヒトに限って「格言とか諺(ことわざ)なんか」を使ったりするから、若い通訳さんなどは、そこまでの経験や語彙力がないから、困った顔をする
すると、途端に「お気軽さん」は不機嫌な顔になる...

遠くから見ていても、それは解るから、私の中では「ダメだこりゃ」なヒトの分類に、そのヒトは入ることになる...
あるいは、私の中で「一人よがりのヒト」のレッテルが貼られる

Preter-natural 超自然的な
Interpreter 解釈者、説明者
それは、2つの世界を自分の中で深く理解し、それを「説明するモノ」

去年まで、パ・リーグで2連覇した日本ハムファイターズのヒルマン監督
話し言葉をあまり使わない「世界言語」のサッカー界で、その実力を認められているオシム監督

この日本語を a little しか使えない二人が日本で、大きな仕事をしていた

野球のヒルマン監督は、日本で結果を残してアメリカに帰った
サッカーのオシム監督は、病気になってしまって、惜しくべく日本代表の監督を辞めてしまったが、ある面「日本くんだり」なんかに来なくても、サッカーの本場ヨーロッパでは、引っ張りダコの監督

なんで、ヒルマン監督が結果を残し、惜しむ!?監督が日本に来たか?
それは優れた Interpreter がそこに居たから
それぞれの「世界」を理解し、それを説明できるヒト「Interpreter」がサポートしていたから

話しは繋がって...

いま、色んな世界、色んな分野が大きな枠組みの中で、大きな「1つ」になろうとしている
しかし、逆に、それぞれの「個々の世界」
がバラバラになっている

それぞれの分野には「○長」という、マトメル立場のヒトがいる
それは、その分野で「長けたヒト」という意味で、ちょっとだけ「偉い」

その下に「○省」とか「○庁」とか、あるいは「○部」「○課」とかが、それぞれにある
それが「○係」とか、最近では「○ユニット」とか「○グループ」の新しい概念とかもある中で「役割」が細分化されている
そして最後は「それぞれの員」まで繋がっている

それでは、それぞれの分野での「○長」の果たす役割とは何か?

確かに、立憲君主制に代表される「ワンマン世界」では、より上位のところで決められた「もの事」を、より下位におろして行く作業であった
だから「口応えはするな!」「黙れ!」「オレの言うことを利け!」の世界

しかし、これからは、それでは「世界は廻らない」
それぞれの「世界」で、それぞれのヒトが「考え」て行かなければ、全体の社会がスムーズに動かない

そのために「○長」の立場 or 役割マワリは、何か?
それは「通訳さん」に訊け!なのが、これからの世界

右にある「世界」のことを、左にある「世界」に間違いなく伝える
あるいは、その逆
自分の抱える2つ以上の世界のことを、自分で理解して、その言葉で、もう一方の世界に伝える
つまり、それらを理解し説明して、間違いなく「両方の世界」を回して行く...
ある面「エバっている暇」はなくなったのが、本当の「いま」の世の中の「○長」のブンタン

何時までも「オレは偉い!」とか思って、窓際の大きな机の後ろ側で、踏ん反り(ふんぞり)返って居ては、そのまま窓から落ちてしまう
特に、高い階にある場合には、その命の保証はないから、気をつけろ!?

あるいは、Wimdowのソトには「一人よがり」の無間地獄が待っている??