hot_eyes 雑記帳

オフィスに掲載しない「小ネタ」を描く場所

     リスト まとめ You TUBE

コンパス

それは基本的に「円」を書くツール

小学校の頃、2種類の「三角定規」と一緒に、算数(さんすう)の授業に欠かせないモノとして「ふで入れ」の中に静かに佇んでいたりする
色いろなタイプ、形状のものがある
そして、どこまでの「精度」を求められているかによって、その「値段」もピンからキリまである

また、そのコンパスで「何を描こう」としているのか?
あるいは「何を描くことを求められている」のか?
によって、それにあった「形状」が必要になってくるのである

1.「マル」を書くこと

小学校は、ある種「コンパスは、どうやって使うの?」の時代である
それは、それを使って「マルが描けること」が分かればイイから、少しぐらい「マル」が歪んでいても「線」が太くても良いから、使い易い「鉛筆付き」なんかを準備すれば良い
ある種、アート感覚で「キレイに描けた!」という感動を知ると共に、それでクルッと「マル」が掛けるという『動作を覚えること』が最重要課題となる

けれど、必要とされる「目的」あるいは「精度のレベル」が上がって行くごとに、必要とされる「ツール」の精度も上がって行かざるを得ない
コンパスを使う「目的」によって、その形状も変わらざるを得ないと同時に、それを使うヒトの「ココロの有り様」も変わって行かざるを得ないのである

道具によって「ヒトも進化する」のである

通常、綺麗なマルを描くには、中心を指し示す「支点」がブレていては歪んでしまう
現実問題として、コンパスの支点には「点という面」がなければ書けないから、それは「針(はり)」で出来ており、なるべく尖っている

厳密にいうと、支点は「ゼロの場所」だから、面積はない
けれど面積がなければ、実際には「描けない」から、それに近づくために、針は限りなく尖っているだけ

角度を変えると「支点」は「視点」に通じるもの
確かに、それは「ある」
けれど「ゼロ」の場所...

正確な「マル」あるいは「円」を描くためには、「ゼロ」という場所をみつけなければならないのである
「同じ距離」の中心にいること
それが社会を形成する「ヒト」というものが求めた「平等」ということ

平等を突き詰めるには、その「支点」になる「視点」を、限りなく「ゼロ」にする作業が必要なのである
「面積はない」けれど、それは「ある」...
それは「言葉はある」けれど、それは「ない」に等しい!?


2.もう一つの機能「距離を測ること」

もう一つのコンパスの機能として、ある尺度(スケール)を使って、それで計った距離を「別の図面に移す」あるいは、その逆に「図面上の距離を計る」というものがある

それは、それぞれの「思い」のサイズ
それは、社会における「自由のサイズ」といっても良い
あるいは、それぞれの「結び付きの距離感」と置き換えても良い

実際の現場、これを計るときの「コンパス」の先は、両方とも「針」になっている
学校では「高校生」あたりなって、始めて使う道具かな!?
しかも、理系の教室の中が主な生息地

やっぱり「針を使うだけ」に、それは距離という「数値」であるだけなので、それが触れている処には、本当は面積はないモノ
だけど、それは「ある」!!
その「距離」を、どちらかを支点にして回せば、円になる

そうするば、それで引かれた「線」で、世界を「2つに区切ること」ができる
その線で区切られたところを「ウチと外」とわけることはできるが、その境界線は「ある」が「ない」
単に「ない」なら、すべてが一緒!になるが、その線が「ない」と、この世の区別ができ「ない」し、整理がつか「ない」

だから「線」は必要
根本的に、ある方向性がなければ、この世は「何が何だか」解らなくなる...


3.コンパスは、別名「羅針盤」

それは海の上で「ヒトを導くもの」
地上のように「山や川、樹木」がない、大海原を進むための地図
どっちを向いても「砂だらけ!」な、砂漠の真ん中でも使われた

昔は、動かない!と思われた「星」を頼りに、星座という地図を天空に描いて、それを頼りに、ヒトは海や砂漠を渡って行った...
いま、自分達はどこにいるか?が分かれば、進むべき方向が生まれる


話し戻って...

「いま」の世界には、色んな「コンパス」がある
それは、単純に言って『良いこと』

それを使って、みんなで思い思いに、色んな「マル」を描けば良い
それが「自由」というもの

あとは、みんなが自分のコンパス以外にも、それとは違ったモノがあること
そのことを知り、それぞれの分野によって使うコンパスが違いこと
そして、それぞれの分野にあった「コンパスの
使い分け」が必要なこと
それらを知れば良い

けれど、それで計るのは「距離」という1つの尺度だけであり、それには「その尺度だけの意味しかないこと」を知らなければならない...

だから、それぞれの分野にも、そのレベルにあった「コンパス」がある
だけど、意外と多くの分野で、その立場に似合ったコンパスを持たないままで、その役割を担ってしまっている
だから、トラブルが起こる

ああ、イージス艦しかり、多くの社チョーさんしかり...
この世は、儘ならないよね??

って、何だか、また内容が「禅問答」だよなぁ~
...f^_^;


追記/何はともあれ
頑張れ、石破くん!!
奥田さん、そこんとこヨロシク